昔、両親とハワイに旅行に行った時、税関で、母親が止められて、何やら言われていた。全く動く気配がしないので、どうしたのかと行ってみたら、どうやら、すべての質問に、ニコニコしながらYESとこたえていたらしい。母親は英語ができると言っていた、そうYESだけ話せる。
今思うと、全く動じること無く、YESと笑顔だった。そう、海外では、私は英語ができませんではなく、まさしく英語が出来ますだ!
わたしのオーストラリアの生活のスタートは降り立ったときから同時に美容室経営ですので、いたる所で英語の壁だらけでした。
- 英語ができる親友を作る
- 銀行の窓口の一番優しそうな人を友だちにする
- 諦める
壁の乗り越え方
その1
英語ができる親友を作る
最初は知らないことだらけ。お店を初めたばかりの時に知り合ったお客さんが異業種交流をするから、遊びにおいでと言われ、そこで知り合った友人たちから、色々教わり、何から何まで助けてもらいました。
まるで通訳のごとく、困ったときは一緒に来てもらい、初めの英語の壁は、こうやって、他力で乗り切ることが出来ました。
その2
銀行の窓口の一番優しそうな人を友だちにする
銀行は(銀行関係は特に重要)毎日のように(入金やら手続きなど)、銀行に行かなければなりませんでした、そして何かのときにやり取りができないと困るので、窓口の人と友人になりました。
方法
毎日入金に行く窓口で、担当者によっては全く目も合わしてくれない、何を言っても聞き返され、言いたいことも伝わらず、本当に困っていました。
そこで、気の良さそうな担当者を見つけ、電話番号とメールアドレスを渡し、友だちになってくれと伝えました。まるでナンパです(銀行の窓口で)汗;
毎日メールで、元気?お疲れ様! どうしてるって?知ってる単語でメッセージをおくり、返事が返ってくる。窓口の前を通るときは手をふる!こんなやり取りを、ずっと続けると、こっちの言ってることを、相手が一生懸命理解しようとしてくれるんです。
それからは、その人を通して、殆どの銀行中の人が私に、元気Yukiって、いままで目も合わしてくれなかった人まで、私の存在が目に入ってきたんですね。
あちらから見たら、私達は大勢の中のただの東洋人、例えて言うと、目をすごく細くして、真っ黒な髪を見ても、全く一本の髪の毛が見えません。ハイライトを入れて、初めて動きが見えるみたいな感じです。
目にとまる様にするためには、一筋の光を灯さないといけません、しかも自力です。
自分からアクション起こして初めて、一人のYukiとして認めてくれたんです。目に止まったんですね。
日本では困ってる外国の人に親切に教えてあげる、何となくこんな日常が今でも当たり前にありますよね!?
ここではうわー、冷たい態度、、みたいな事当たり前にあります。(冷たい態度ではなく、冷たい態度のように感じるわけです。今まで親切に慣れすぎてる日本人ですから)
自らのアクションで、銀行の諸手続きは全部その人がやってくれました、本当に何から何までやってくれました。
(結局これも他力かもですが)
はじめはこちらの言ってることが全く通じなかったのが、友だちになった後はこちらの言葉、(言いたいことを)わかってくれる様になりました。
此処まで来ると言葉ではないんですね。人と人の会話は心がつながらないと全く聞き取れない(聞き取れてても、入ってこないことありますよね)
日本語も英語で一緒です。
それをきっかけに、大事な場面ごとに、言葉ではなく通じる人を介して事をなしてきました。
今でも英語は不得意でス。
縄跳びの縄が回ってるところに入っていくのは難しいのですが(相手のペース)、自分が回す側になれば、相手を入れることが簡単になります。
自分ペースに動くように今でも世の中を回しています笑
そうすればつたない言葉でも相手が理解しようとしてくれるので会話が成り立ちます。
お客さも一緒です。
自分がブランドになれば、言葉が少なくても相手は自分を信用してるので言葉を聞いてくれます。小手先の技、(今でゆうとsnsとかですか、)これはあくまで自分を知ってもらう手段です。
最後は自分ブランドを確立して於けば一生安泰です。
自分に合わないお客様はには自分の言葉が通じません(心がその人に届かない、響かないんです)
誰にでも心を通じさせるのはやめようと決めました。
その3
諦める
業者さんの約束時間は朝8時から昼1時までとか言われることが多々ある。その時間に来ないこともある。来ないのだと諦めると、ちゃんと来たときにはいい人に見える。
プロと呼ばれてる人も、仕事をきっちりやるとは限らない。初めからなめられないようにすることが大事だ。これらはほんの一部だが、日本での当たり前をベースに考えると、イライラが止まらない。これも諦める。
こうやって諦めることが出来る人は英語の壁も乗り越えることが出来る?
海外で美容室をやる時、英語圏であれば、英語ができる(中級以上)方が、より多くのお客さんを対応ができます。
英語力が足りないときは、それ以上の努力が必要になるため、現地のお店と競争は出来ません。なので、全く現地と違う方法を取ることで、競争しないでやっていけます。
私は、全く、現地の美容室と競争はしていません。